世界最大のオルタナティブ投資運用会社であるブラックストーン(ニューヨーク証券取引所 BX 、以下「ブラックストーン」)は、日本を含むアジア太平洋(APJ)地域におけるハイパースケールデータセンター事業者であるAirTrunkの買収を完了しました。240億豪ドルという金額は、世界最大のデータセンター買収案件であり、2024年におけるオーストラリア国内最大の案件でもあります。
本案件は、規制当局の承認を経て、ブラックストーン・リアル・エステート・パートナーズ、ブラックストーン・インフラストラクチャー・パートナーズ、ブラックストーン・タクティカル・オポチュニティーズ、個人投資家向けブラックストーン・プライベート・エクイティ戦略を運用するファンド、ならびにカナダ年金制度投資委員会(CPPIB)が加わった、ブラックストーン主導のコンソーシアムにより実施されました。
AirTrunk創業者、CEO Robin Khuda(ロビン・クーダ)のコメント:「本日、AirTrunkのこれまでの歩みにおける最大の節目を迎えることができました。これは、日本を含むアジア太平洋地域における当社のリーダーシップと今後の成長の機会が評価された結果です。ブラックストーンのグローバルな専門知識とネットワーク、そして私たちが共有する大志によって、AirTrunkはお客様であるグローバルなテクノロジー企業のために、迅速に規模を拡大し続けることができるでしょう。当社は引き続き、持続可能性、エネルギー転換、社会へのポジティブな影響を優先しながら、お客様や従業員のために成果を継続的に提供し、責任ある成長を目指すことに注力していきます」
ブラックストーン インフラグループ シニア・マネージング・ディレクター Greg Blank(グレッグ・ブランク)のコメント:「AirTrunkの買収はブラックストーンにとって象徴的な投資案件であり、当社事業の規模、戦略の広範さと深さ、そして高い確信を持った投資テーマへの当社のコミットメントを示しています。ブラックストーンは、データセンターから電力に至るまで、エコシステム全体にわたるデジタルインフラ投資をおこなう世界的リーディング企業です。当社は、資本アクセス、グローバルな事業展開、世界最大かつ最も価値ある企業とのネットワークを有しており、AirTrunkの事業を継続的に拡大し、ビジネス、顧客、従業員、投資家の皆さまにとって意義深い成長を推進する力があります」
ブラックストーン 不動産部門 シニア・マネージング・ディレクター Peng Wei Tan(ペン・ウェイ・タン)のコメント:「今回の買収完了は、クーダ氏とAirTrunkチーム全体との素晴らしいパートナーシップの始まりです。当社の経験、才能、専門知識を統合し、AirTrunkの継続的な成功をサポートし、信頼されるソリューションプロバイダーとしてより大規模でグローバルな規模で顧客へサービスを提供します。ブラックストーンは世界最大のデータセンタープロバイダーであり、AirTrunkを通じ、この地域のポートフォリオを拡大できることを嬉しく思います」