ネットゼロ コミットメント

ハイパースケールデータセンターの標準を設定します

2030年までに 温室効果ガス排出量を ネットゼロに

2022年10月、AirTrunkは2030年までにネットゼロを達成するというコミットメントを発表しました。私達の目標は、スコープ1およびスコープ2の排出量を対象とし、パリ協定で設定された目標値を上回っています。AirTrunkのコミットメントは以下のとおりです。

  • AirTrunkのデータセンターで消費される電力の100パーセントをAirTrunkまたはお客様のネットゼロ目標の対象とします。
  • AirTrunkのデータセンターにおける電力消費に対する管理者としての役割を果たし、お客様の管理範囲ではない排出量(スコープ2)を報告します。これらの排出量については、再生可能エネルギーの調達によってネットゼロを達成する計画です。
  • お客様がAirTrunkのデータセンター内で消費する電力については、お客様が、当事者としてお客様の削減目標のもとで管理することを可能にします。

運用の 脱炭素化

AirTrunkは以下の方法で温室効果ガス排出量を削減します。

  • スコープ1

    • 地球温暖化への影響が低いまたはゼロの冷媒を使用します
    • サブステーションでSF6の使用を最適化し、また、代替品を使用します
    • 生産性の低いディーゼル発電の運用を削減します
    • 一部のサイトで、再生可能ディーゼルをドロップイン燃料として使用することを検討します
    • ディーゼル発電機への依存を減少させるための代替バックアップ発電技術を検討します
    • 質の高いカーボンクレジットで残りの排出量をオフセットします
  • スコープ2

    • エネルギー効率の改善と運用PUEの削減を継続します
    • 電力負荷にマッチングさせた再生可能エネルギーを調達します
    • お客様が自社の電力消費による排出量を管理する場合、再生可能エネルギーの調達を支援します
  • スコープ3

    • データセンターの開発と建設における排出量をプロジェクトごとに数値化します
    • ベンダーやゼネコンと提携してエンボディドカーボンの排出量を削減します
    • 設計と建設プロセスで、より環境に優しい材料を選択します
    • 従業員が参加して各自の排出量を減らします

ネットゼロの 原則

AirTrunkのネットゼロへの取り組みと排出量のレポート基準は、業界をリードしています。

  • 主導的な気候目標を追及します

    パリ協定の1.5°Cの気候目標に合わせて、2030年までに、ネットゼロまたは同等のカーボンフリーの目標を達成します。(サイトの電力の100パーセントを再生可能エネルギーにマッチングします。)

  • コンピテンシーを活用します

    お客様のエネルギーおよび再利用エネルギーの調達を可能にします。

  • 二重計上をなくします

    相互運用可能なカーボンレッジャー(炭素台帳)に、明確で正確な電力消費と排出量を計上します。

  • 責任を持ち透明性を保ちます

    電力消費や排出量に対する責任を認識し、透明性を保ち、問題を予防するための対策を導入します。

  • 標準に合わせます

    国際的に認められた標準の技術的要件と一致する、高品質な再生可能ソリューションを検討します。

  • 相互に協力します

    顧客やパートナーと協力して共通の気候目標を達成します

AirTrunkの 進捗

スコープ1とスコープ2の排出量を対象とする2030年までのネットゼロの取り組みに加えて、スコープ3の排出量に関してもモニタリング、測定、報告を継続して行っています。今後、この排出量を管理するロードマップも作成します。

AirTrunkの取り組みに対する進捗状況の詳細は、年次サステナビリティレポートでご確認いただけます。